あの夏に聴いていた曲を聴くと、あの夏が蘇る。そういう経験はありますか?
音楽には、記憶を封じ込める力があります。その力を意識的に使うことで、季節の記憶をより豊かに残せます。季節ごとにプレイリストを作る習慣は、その一番シンプルな方法です。
季節のプレイリストとはどういうものか
春になったら新しいプレイリストを作り始めます。その季節に聴きたい曲、その季節の気分に合う曲、その季節に出会った曲——をひとつひとつ加えていきます。
夏になったら夏のプレイリストを作り始める、秋になったら秋のプレイリストを、冬になったら冬のプレイリストを。それぞれが、その季節の自分の記録になります。
音楽が記憶を保存する仕組み
音楽は、他の感覚刺激と比べて記憶との結びつきが強いと言われています。あの曲を聴くとあのときのことが蘇る、という体験は、音楽と記憶が強く結びついているからです。
季節のプレイリストを作っておくと、翌年その季節になってそのプレイリストを聴いたとき、去年の同じ季節の記憶が戻ってきます。日記よりも、写真よりも、音楽の方が感情ごと記憶を呼び起こすことがあります。
プレイリストの作り方
完璧なリストを作ろうとしなくていいです。その季節に「なんか今聴きたいな」と感じた曲を、気づいたときに追加していく。それだけです。
ジャンルも統一しなくていい。有名な曲も、誰も知らない曲も、インストゥルメンタルも、歌詞のある曲も——その季節の自分が聴きたいと思ったものが、そのプレイリストに入ればいい。
プレイリストにその年の季節を表すタイトルをつけると、後から見返したときに分かりやすくなります。「2024年の春」「あの夏」「去年の秋に聴いていたもの」——どんなタイトルでもいい。
季節のプレイリストがバケットリストに与えるもの
季節の音楽を意識するようになると、季節の変化への感受性が上がります。
春の音楽が聴きたくなる場所に行く、夏の音楽が似合う海に行く、秋の音楽と一緒に過ごしたい場所を旅する——音楽が旅のイメージを作ることがあります。プレイリストが、バケットリストの種になります。
バケットリストに入れたい「音楽と記憶」体験
季節ごとのプレイリストを一年分作る、10年前に聴いていた音楽を集めたプレイリストを作る、好きな場所や旅の記憶に紐づいたプレイリストを作る、その年の一曲を毎年決める習慣を作る、音楽を目的にした旅をする。
まとめ
今この季節に聴きたい曲を、一曲だけプレイリストに追加してみてください。それが、今年の季節の記録の始まりです。
来年の同じ季節にそのプレイリストを聴いたとき、今日の自分のことを思い出すはずです。
