「Whimsy」をバケットリストに取り入れると、人生がもっと面白くなる話

計画通りじゃない瞬間に、人生で一番楽しい思い出が生まれる。

最近、欧米のライフスタイル系SNSで「whimsy(ウィムジー)」というキーワードが急上昇しています。TikTokやPinterest、Substackでは「whimsical life」「adding whimsy to everyday life」といったタグが人気で、特に20〜30代女性を中心に広がっています。これ、バケットリストと相性が抜群なんです。

Whimsyとは何か?

「Whimsy(ウィムジー)」は英語で「気まぐれ、ファンシー、突拍子もなさ」を意味します。

ライフスタイルの文脈では、理由なく楽しいことをする、予定になかった喜びを取り入れる、子どものような好奇心で日常を生きる——そういった姿勢を指します。効率・生産性・自己最適化が叫ばれる現代への、ちょっとした反動とも言えます。「役に立つことだけが価値じゃない。ただ楽しいから、やる。」

この感覚、子どものころは自然にあったはずです。

なぜ「Whimsy」がバケットリストに必要なのか

多くの人のバケットリストは、富士山に登る、フルマラソンを完走する、年収〇〇万円を達成する、英語をマスターするといった項目が並びがちです。どれも素晴らしい目標です。でも、全部「達成型」「努力型」「結果重視型」ではありませんか?

Whimsyなバケットリストはちょっと違います。雨の日に傘をささずに散歩する、気になった路地に何も考えず入ってみる、見知らぬ人に花を贈る、平日の昼間に映画館に行く——達成しても履歴書には書けない。でも、なぜか心が豊かになる体験。これが「Whimsy」です。

バケットリストに「Whimsy枠」を作ることで、人生がもっと軽くなります。

欧米で話題の「Whimsyな生き方」とは

欧米のZ世代・ミレニアル世代の間で広まった「Goblincore(ゴブリンコア)」は、美しくないもの・奇妙なもの・普通じゃないものに価値を見出す美学です。雨上がりの水たまり、苔、古びた鍵、謎の石——そういうものを愛でる。バケットリストへの応用としては、廃線跡、古い工場地帯、昭和の団地など「普通じゃない美しさ」を探す旅に出ることが挙げられます。

「Slow Living(スローリビング)」は効率を追わず、今この瞬間の豊かさを味わう生き方です。Whimsyとセットで語られることが多く、「意味のない時間」を意図的に作ることを推奨します。月1回、目的なく街を歩く時間を作るだけでも、日常の質が変わります。

「Main Character Energy(主人公エネルギー)」は、自分の人生のストーリーの主人公として生きるというコンセプトです。映画の主人公なら、気になる喫茶店に入るし、見知らぬ人に話しかけるし、衝動的に遠くに行ったりする。「映画の主人公だったらどんな1日を過ごすか」を想像してリストを作るのが楽しい。

Whimsyなバケットリスト30選

街と日常の中では、気になった路地を何も考えずに歩く、バスに乗って終点まで行ってみる、平日の午前中に映画館に行く、雨の日に傘をささずに近所を歩く、夜中に突然コンビニスイーツを食べる、知らない駅で降りてカフェを探す、見知らぬ人に「素敵ですね」と伝えるといった体験があります。

感覚と体験の面では、裸足で芝生の上を歩く、真夜中に星空を見る、砂浜でお城を作る、雪が積もったら真っ先に足跡をつける、川に石を投げて水切りをする、公園のブランコに乗る、夕暮れをただ眺める時間を作るといったことがあります。

創造と表現では、理由なく花を買って部屋に飾る、好きな色のものだけを集めた写真を撮る、気になった文房具を買う、詩を1篇書く(うまくなくていい)、植物を1つ育てる、好きな音楽に合わせて踊る(一人で)。

人とのつながりでは、親に「生んでくれてありがとう」と伝える、昔の友人に突然手紙を書く、近所の人と立ち話をする、カフェで隣の人に話しかける、子どもにまじめに質問する。

食と味覚では、行ったことのない国の料理を食べる、食べたことのないフルーツを買う、料理を「レシピなし」で作る、近所で一番おいしいコーヒーを探す旅をする、旬の野菜を農家から直接買う。

Whimsyをバケットリストに組み込む方法

バケットリストのカテゴリに「気まぐれ体験」セクションを作り、意識的に「意味のないこと」をスケジュールに組み込みます。「あ、これやってみたいかも」と思った瞬間をメモしておく「衝動メモ」をつけるのもおすすめです。ジャーナリングのノートの端でもスマホのメモでも。そのメモがWhimsyなバケットリストになっていきます。毎週初めに「今週やってみる小さな気まぐれ」を1つ決める習慣も効果的です。達成できなくてもOK。そのゆるさがWhimsyの本質です。

まとめ

効率ばかり追いかけていると、いつの間にか「楽しいこと」と「生産的なこと」が同じになってしまいます。

Whimsyは、それへの小さな抵抗です。

役に立たなくていい。誰かに自慢できなくていい。ただ、あなたが楽しければいい。そういう体験がバケットリストに混じっていると、リストを見るたびにワクワクします。そのワクワクこそが、人生を動かすエンジンになります。

今日、ひとつだけ。Whimsyなことをしてみてください。

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