旅の記録を絵日記で残す

旅の記録は、写真だけですか?

スマホで撮った写真は膨大に溜まっていくのに、後から見返すことがほとんどない——そういう人は多いと思います。撮った瞬間は記録された気がするけれど、数か月後には「この写真、どこだったっけ」となってしまう。

旅の絵日記は、写真とはまったく別の形で記憶を残します。絵が下手でも大丈夫。むしろ下手な絵の方が、後から見たときに温かみがあります。

旅の絵日記とはどういうものか

スケッチブックや手帳に、旅で見たもの、食べたもの、感じたことを絵と言葉で書き残すものです。

写真のように正確に記録しようとしなくていいです。食べたパスタの形、泊まった宿の窓からの景色、気になった看板の文字、その日の天気と気分——自分が「残したい」と思ったものだけを描く。それが絵日記になります。

絵が下手でも始められる理由

絵日記は、うまく描くためのものではありません。その日見たものを、自分なりに手で記録するためのものです。

丸と線だけで人を描いてもいい、建物をざっくりした四角で描いてもいい、食べたものの色をそのまま塗るだけでもいい。完成度より、描いたという事実が大事です。

描く行為そのものが、その場所への集中を生みます。「後で写真で見ればいい」ではなく、今この景色を手で記録しようとするとき、目の解像度が上がります。細かいところまで観察する、光の角度を意識する——描くことで、見えるものが増えます。

絵日記の道具

特別な画材は必要ありません。小さなスケッチブックと、書きやすいペン、色鉛筆か水彩絵の具が少しあれば十分です。

旅に持ち歩くなら、A6かA5サイズの薄いスケッチブックがおすすめです。ペンポーチに入れて持ち歩ける軽さが、描く機会を増やします。

カフェで一息ついたとき、待ち時間、宿に戻った夜——そういうすきまの時間に描くことが続けるコツです。

絵日記がバケットリストに与えるもの

旅の絵日記を続けていくと、ノートが旅の記録集になります。数年後に読み返したとき、写真よりも「そのときの自分がいた感覚」が蘇ります。

また、描くことへの興味が深まると、スケッチを目的にした旅がバケットリストに入ることがあります。あの街の路地を描きに行く、あの山の稜線を描きたい——絵日記が、次の旅の動機になります。

バケットリストに入れたい「描く・記録」体験

旅の絵日記を一冊完成させる、スケッチを目的にした旅に出る、水彩画の基礎を学ぶ、気に入った景色の前に座って描く時間を作る、旅の絵日記を誰かに見せる、絵日記を年に一冊作り続ける。

まとめ

写真を撮る代わりに、一枚だけ描いてみてください。

うまくなくていい。その場所にいた証拠として、手を動かした記録として。その一枚が、後から何よりも鮮やかな記憶を呼び起こします。

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